ポリアモリー実践者が教える誠実で正直な愛のキズナを築くの5つのコツ

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あや

どうも、累計2万人の恋愛相談を解決してきた、ラブアカデミア学長/恋愛相談師の永峰あや(@delightcolour )です。

あなたは、今、

  • 恋人に「自分の考えばかり押しつけて、私の話を聞いてくれないから別れたい」と言われた
  • 好きな人に嫌われるのが恐くて、自分の本音を伝えられず苦しい…
  • 相手と自分の考え方が違うとき、ケンカになってしまったり、逆にお互いに言いたいことが言えず、どうしたらいいかわからない

など、好きな人とうまく愛情関係が築けなくて、悩んでいませんか?

今回は、

複数の人を好きになって愛する”、そして”それぞれすべての関係者の合意の上で複数の人とおつきあいをする”という、「誠実で正直なポリアモリー(複数愛)という生き方」の実践者

に、

  • 愛するパートナーと、本音で語り合い、心から信頼できる関係を作るコツ

についてインタビューすることができたので、シェアしていきたいと思います。

インタビューするのはこの方です。

きのコ

わたし、恋人が2人います。~ポリアモリー(複数愛)という生き方~ 

ぜひ本記事を最後まで読んで、あなたと大切な人との愛のキズナを深めるために活用してくださいね。

あや

それではきのコさん、よろしくお願いします。

きのコ先生

よろしくお願いします。

あや

複数のパートナーの方と愛の関係性を築いてらっしゃる中で、誠実で正直な関係性を築く上で、大事にしていることはありますか?

お付き合いしてる人が1人でも、関係性を築くのって、難しいですよね。

きのコ先生

そうですよね。

1人でも大変ですよね。

あや

きのコさんが、関係性を築く上での大事なこととか、コツとか、工夫していることとかが何かあれば、その辺もお聞きできればと思います。

1.自分の心の中にあることをオープンに、まな板の上に全て出すべし

きのコ先生

やっぱり、オープンにすることが、まず最初のステップです。

オープンにすることは、まな板の上に素材をまず載せるといったイメージだとわかりやすいかな?

  • 「私は今こう思ってるよ」
  • 「今こんな状態だよ」
  • 「今こういうお付き合いをしてるよ」

など、そういう自分の内側にある情報を、まずは「はい」ってまな板の上に出して、「あなたはどうしたい?」と相手に聞く。

それに対して

いいと思うとか嫌だと思う

どういうふうに付き合いたいと思う

実は付き合いたくないと思う

など、相手がまな板の上に出してくれた情報を丁寧に受け止めて、話し合っていく。

あや

まな板に全部載せちゃうんですね。

きのコ先生

はい。

オープンにさせたその次に、「ここは嫌」とか「ここはOK」とか、”すり合わせの作業”が始まっていきます。

あや

なるほど。

2.相手の人間性、価値観、感じ方を勝手に決めつけるなかれ

きのコ先生

そこで大切にしているのが、まず、いい意味で「投げ出しちゃう」ということ。

自分で勝手に相手が「こういうふうに思うだろうな」ということを決めつけない。

  • 「これ言ったら悲しむだろうな」
  • 「これ言ったら怒るだろうな」
  • 「傷つくだろうな」

それが怖くて何かを打ち明けられないとかって、よくあるじゃないですか。

あや
よくあると思います。
きのコ先生

相手を思いやっての優しさゆえのウソだったり、秘密だったりというのは、いろんな人が持っちゃうもんだとは思います。

でもそれは、

  • 相手は悲しむに違いない…
  • 相手が怒るに違いない…
  • 相手は傷つくに違いない…

と、自分が勝手に相手を決めつけてるんですよね。

自分が持ってる素材に対して、相手がどのような判断を下すかということを、勝手にこちらが決めちゃって、まな板に出さないことにする。

それって、よく考えると失礼じゃない?って私は思います。

3.己を知れ

あや

きのコさんが、自分の内側にある情報、つまり自分の希望や願いをまな板に出せるということは、

  • 自分はどういう人間なんだろう
  • 自分は相手とどういう関係性を持ちたいんだろう
  • 自分にとって何が大切なんだろう
  • 大切なものの優先順位はどうだろう

といったことを、常に自分に問いかけて生きているからなんだと思います。

きのコ先生
はい。
あや

でも、この世の中、大半が、

「まな板の上に何を出せばいいのかわからない…」

というのが現状です。

「恋愛がうまくいかない…」と私に相談する大半の人が、自分の欲望や願いに無自覚です。

自分のことなのに、自分のことがわかってないんです。

きのコ先生

そうなんですね。

あや

はい。

自分がどういう関係を築きたいのか、どういうものが好きなのかもわからないまま、「好き!」という感情だけが盛り上がって付き合うけれど、うまくいかない。

例えば、誕生日。

誕生日は絶対に恋人に祝って欲しい人、特に誕生日に重きを置いていない人、いろんなタイプがいます。

それを自分できちんと自覚した上で相手に伝えないと、

「何で祝ってくれないんだ」とか

「何で俺の誕生日のときに他の友達と遊んでるんだ」とか

って、後になって相手をせめてしまう。

責められた方も、

「いや、私は自分がそういうのを祝ってほしい人じゃないから、あなたもそうかと思って」とか

「事前に言ってくれないとわからないよ」

ということになってしまう。

きのコ先生

そっか。

私は「自分の考えや価値観、情報をまな板の上に出す」と簡単に言ってしまいましたが、

  • それを「出せる状態にして自分の中に持っておく」というステップ

も大切ですね。

自分の中でまとまってないままでは、まな板の上に出しようがないなというのは、今お話聞いて思いました。

あや

相手といい関係を築くために、まな板の上にポンと出せるということは、自分で自分のことをきちんと理解していることが大前提になってきますね。

きのコ先生

まさにそうだと思います。

自分のことを理解し、それを具体的な言葉にして伝えること。

意外にできてない人多いかもしれないですよね。

4.愛は正しさ探しではなく、合意形成である

あや
  • まな板の上に出した上で、お互いの意見をすり合わせる

と、きのコさんがおっしゃっていたことは、恋愛において、かなり大切だと思うんです。

きのコ先生

はい。

あや

多くの方の恋愛を見ていると、例えば、

「私はこうしたい」

と相手に言われて、その要求が自分のそれと少しでもズレていると、

「君のそれは間違っているよ」と、正しい・間違っているとジャッジをする。

二人のどちらが正しくて、どちらが間違っているのか?”正解探しの戦い”になってしまっています。

きのコ先生

そうですね。

そこはとっても不毛だなと思います。

「私は”こう”です。でも、あなたは”そう”なんですね」

「全体のうちの”この部分”が違っていて、違うがゆえに利害が対立してしまってますね」

ということまで見つけられたときに、

どっちが100でどっちが0ですみたいな”正しさ争い”をするのは、コミュニケーションじゃない

と思います。

もちろん片方が完全に譲るとか、そうせざるを得ないような対立もあると思うんですけど。

ただ、正しい、正しくないという対立に持ち込むのは、かなり違和感がありますよね。

5.お互いの意思を尊重する

きのコ先生

”すり合わせ”で大切にしていることは、

出てきた素材に対して、相手の「ここはOK」「ここはNG」という意思もきちんと尊重すること。

「出しました、これを食え!」

というふうに押し付けるだけだと、それは全然コミュニケーションじゃないと思うんです。

あや

そうですよね。

きのコ先生

「俺はもう決めたから、こうするからな!」

というのは、オープンであっても単なる”押し付け”になってしまいます。

あや

はい。

”押し付け”と”合意”は違う

というのは、すごく大事だですね。

きのコ先生

ポリアモリーの話をするときに、オープンにすることだけで定義が終わっちゃうと、そういう乱暴なことになりかねないので、”オープンにして合意を得る”という。

ポリアモリーにおける”オープン”はあくまでもプロセスなので、

”オープンにした上で合意を得る”ことが大事なんだよ、そこが「定義の肝」なんだよ

ということは、大切に伝えていきたいなと思っています。

あや

そうですよね。

例えば、誕生日も、「俺は祝うんだ」とかいって、「祝うことを大事にしない君は駄目だ」になってしまうと、単なる押し付けになってしまうので、いいパートナーシップにはなりません。

きのコ先生

はい。その通りです。

あや

今回は、きのコさんに、愛するパートナーと、本音で語り合い、心から信頼できる関係を作るコツについてレクチャーしてもらいました。

次回は、「嫉妬の対処法」についてお伺いします。

それではきのコさん、ありがとうございました。

きのコ先生
こちらこそ、ありがとうございました。

きのコ先生からのお知らせ

初書籍「わたし、恋人が2人います。複数愛という生き方」出版

わたし、恋人が2人います。~ポリアモリー(複数愛)という生き方~ きのコ 

クリエイターと読者をつなぐサイト「CAKES(ケイクス)」におけるきのコ先生の連載企画「わたし、恋人が2人います。」企画が書籍化・出版されました。

不倫、浮気を加熱して取り上げるメディア、当事者を袋叩きにする昨今ですが、一体どれだけの人が一人の人だけを愛し続けることができるのでしょうか?

愛する人がいても、気になる人、好きな人がいる人、その人とも愛を育みたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

「自分は我慢している」からこそ、他人の浮気・不倫話に過剰に反応してしまう人が増えているのではないでしょうか?

そういった中、きのコ先生は、ポリアモリーという「好きな人を一人に決められない自分を認め、そして、誰も傷つけず愛を育んでいく恋愛の形」をそっと提案してくれます。

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実践者&理解者の集い場「ポリーラウンジ」主催

きのコ先生が主催のひとりをつとめるポリーラウンジは、ポリー(ポリアモリー/ポリガミーの方)およびポリーフレンドリーな方なら、年齢・セクシュアリティ・恋人の有無等に関係なく、誰でも参加できる交流会です。

関東と関西で数ヵ月毎に開催されているそうなので、ご興味のある方はポリーラウンジ公式Twitterへ連絡してみてくださいね。

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