口下手だし、顔もよくないし、女性との会話がまったく続かない…。
会話を盛り上げようとしても、面白いことなんて言えないし、つまらないと思われて引かれてばかり…。
あまり知られていませんが、「面白いことを言って会話を盛り上げよう」とすればするほど、女性はシラけるという法則があります。
実は、多くの女性は「男性に会話を盛り上げてほしい!」「面白い話を聞きたい!」とは思っていません。
今回は、女の本音を聞きまくってきた、私の恋愛カウンセリング経験から、完全女性目線の「女心」に寄り添った会話をする7つのコツをお伝えします。
「会話のテクニック」が無くてもOK!
「女性の心の動き」つまり「女心」に寄り添って会話すれば、口下手でも、人見知りでも、恋愛経験がゼロでも、女性と楽しく会話することができます。
目次
1.女性は「面白い話」より「たわいもない話」を求めている
多くの男性が、女性とのデートや合コンでの会話は、面白いネタを用意して、会話を盛り上げなければならないと思っています。
しかし、女性との会話において、沈黙を破って盛り上げなければならないという考えは間違い!
あなたが、合コンや婚活デートにわざわざ出かけて、女性と会話する目的が、「自分が用意した話題で相手の女性やその場にいる男女を盛り上げる」ということであれば、何ら問題はありません。
でも、おそらく、あなたの本来の目的は、「意中の女性にあなたの気持ちを届け、何らかの好意を抱いてもらう」ことですよね。
これは、女性の側も同じです。
女性が、わざわざ婚活したり、友達に合コンをお願いして、何週間も前から当日着ていく洋服を選び、何時間もムダ毛の処理やメイクをして来るのは、男性のネタを聴いて笑いころげるためではありません。
”自分という人間をわかってもらうため”に、”相手の男性の人間性をもっと知るため”に、”自分と合ったパートナーを見つけるため”に来るのです。
でも、ラブアカ生徒のあなたにはカンケーのないこと。粛々と、7つのコツのレクチャーを進めていくわよ!
なので、「面白い話をして盛り上げる」のではなく、「たわいもない会話でお互いを知る」ようにしましょう。
次のようなたわいもない会話をして、お互いの好みや価値観の共通点・違いを知って、相手との関係を深めていくといいです。
お互いを知るためのたわいもない会話
- 何て呼べばいいですか?「名前・ニックネーム」の話題
- 料理を目の前にして話しやすい「好きな食べ物」の話題
- 誰もが知っている「ニュース、流行り」の話題
- 出身地はどこ?「地元」の話題
- どんな映画が好き?「趣味や楽しみ」の話題
- 休日はどんな風に過ごしてる?「休日の過ごし方」の話題
なんとか対抗しなくてはと思ったあなたは、みんなの前で、面白いネタや自慢話を始めてしまうかもしれません。
でも、目立つ男性に対抗しようとするその姿は、完全にひとりよがりで、小さなものとしてとして映ります。
目の前にいる女性を完全に無視したもので、
「私との会話を楽しむよりも、自分が注目を浴びることにしか興味がないのね。自己満足したいだけなら、他の場所でやればいいじゃない」
と、シラけさせてしまうのがオチです。
会話を盛り上げている男性が女性にモテているかというと、必ずしもそうではなく、面白おかしく消費されているだけのことが多いです。
清田 我々は「失恋ホスト」や恋バナを収集する活動をしているんだけど、そんな中で強く感じるのは、「女の人たちは男との対話を諦めてるんじゃないか」ということで。
青柳 どういうことですか?
清田 自分の大事な話とか、仕事や人間関係の悩みとか、人生の来し方行く末とか……そういう“自分自身について”みたいな話を誰かと語り合いたいって欲望はわりと普遍的なものだと思うけど、「男とはそういう話ができない」っていう諦めを女性の中に感じるのよ。
『男のモテテク「ネグ」は女性特有の「自己肯定感の低さ」を醸成する。イジりと笑いは会話ではないことに気づけ!』桃山商事・青柳美帆子(女という幻想をぶっ壊す!本音情報サイト-messy /メッシー)
2.彼女だけを気にかけて集中して話を聴く
繰り返しになりますが、多くの女性は、
- 「男性の面白い話を聞きたい」
- 「会話を盛り上げてほしい」
- 「自己アピールを述べてほしい」
とは思っていません!
では、何を求めているのか?大半の女性は、好きな男性に、「私のことをわかってもらいたい」と望んでいます。
- 「彼が私のことをわかってくれないから別れたい…」
- 「本当の私をわかってくれる人との出会いがない…」
- 「一緒にいるのは楽しいけど、そこまで自分をさらけ出せない…」
- 「夫は私のことをわかってくれないけど、彼は本当の自分をわかってくるから…」
これまで失恋、片思い、婚活、不倫など、たくさんの女性たちから恋愛相談を受けてきました。
が、皆、口をそろえて言うことが「本当の自分をわかってほしい」ということです。
むしろ、自分のことを熱心に話す女性って少ないかなーって。質問してもはっきり答えてくれないし…。
一般的に、女の子は、相手に合わせて「協調」することが大事だと育てられます。
どんなに自己主張が強い女性でも、男性には本音を言わないで、嫌われないように合わせてしまう傾向が強いわ!
女性は、いつも、好きな男性に、「自分を思いやり、自分だけを見ていてほしい」、と願っています。
他の誰でもなく、自分のことを特別に気にかけていてほしい。
そして、そのことを、何らかの、分かりやすい形で、絶えず示してほしいと思っているのです。
あなたが女性に好意を抱いてもらうためには、このような「私だけを特別に気にかけて、私という存在を理解してほしい」という女心に寄り添った会話をする必要があります。
これは、会話を盛り上げようと「自分の話をする」のではなく、「相手の話を聴く」姿勢や技術が求められているということです。
つまり、「あなたのことが知りたいです!理解したいです!」という「積極的な関心を向けて聴く」こと。
それが、女性の「私のことをわかってほしい」という欲求に応える会話といえます。
- 「彼女が何が好きで、何が嫌いか」
- 「彼女が今、何を感じているのか」
- 「彼女がどのような気持ちで日々仕事をしているのか」
- 「彼女がこれまでどのような経験をしてきたのか」
などなど。
彼女の気持ちや人間性を、心にしみわたらせるように理解しながら聴くことが大切です。
でも、合コンのような複数の女性がいる場面では難しい気がします…。
1対1のデート中は、隣の席に座っている他の女性に目移りしたり、他の女性のことを話題にしたりすると、一緒にいる女性は不快な気持ちになるのでやめましょう。
常に一緒にいる女性を自分の視界の中に入れて、気を配って、集中して話を聴くようにしましょう。
合コンのような複数の男女がいる場合も、男同士の内輪ネタに巻き込まれることなく、仲良くなった女性に集中して話を聴くようにしましょう。
「場の空気を乱さないようにみんなと仲良くしないと」と、周りの目を気にするのもよくありません。
女性と会話する本来の目的は、参加者全員と仲良くなるためでも、場の全体の雰囲気を盛り上げるためでもありません。
結局のところ、気のあった女性に集中して話を聴くようにすることが、好意を抱いてもらうコツといえるわ!
女性にとって、ただそばにいてくれて、親密にしてくれて、感情を共有してくれることがどれほど大切かということを、男性は直観的にまったく分かっていない。
女性がいちばん求めているのは、自分の話を聴いてくれる誰かがそばにいるということなのである。
3.女性の「小さな変化」を褒める
例えば、次のように褒めてみましょう。
笑顔で彼女のおしゃれを褒める
- そのピアス、とても似合ってるね!
- そのワンピース、おしゃれだね!
- その靴、かわいいね!
- そのネックレッス、キレイだね!
- いつもと雰囲気が違うね!
女性は、男性が想像できないぐらい、おしゃれに気をつかっています。
女性のおしゃれ
- デートや合コン用のおしゃれな洋服
- 洋服に合わせた、アクセサリーや小物
- 丁寧にブローして整えたヘアースタイル
- その季節に合った、ハンドネイル&フットネイル
- 化粧水→下地→ファンデーション→アイカラー→チーク→口紅と余念のないメイク
- 顔や全身のむくみを取るための半身浴
- 顔、腕、ワキ、足のムダ毛の処理
- 汗や匂い対策
おしゃれにかける時間や金額は、相当なものです。
トイアンナ・執筆家&マーケター(@10anj10)
執筆家のトイアンナさんがツイートしてる「息してるだけで6万円」は、大げさな話ではなく事実です。
「普通の女」をやるだけで、毎月6万円の出費、プラス膨大な時間がかかるのです。
このような、女性の日々の並々ならぬ努力に、しっかり配慮して関わることが大切です。
デートや合コンのために、おしゃれしてきた女性は、このような自分の姿を、男性に気づいてほしいと思っています。
そして、褒められるととても嬉しいし、おしゃれの努力が報われた気持ちになります。
なので、女性のおしゃれについて、一言、笑顔で褒めるようにしましょう。
でも、僕、そんなこと言うキャラじゃないし…。
いいか、真面目!思っているだけじゃ意味がない!愛は技術!君が心で思っていることを、具体的な言葉で伝えてこそ愛よ!!!
愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮のないところに愛はない。
だよーん、真面目青年!あっ、出典はこちらね→『愛するということ』エーリッヒ・フロム(紀伊国屋書店)
女性のちょっとした変化に気づいて肯定的に伝える
【彼女が髪型を変えてきた時】
「あっ!前髪作ったんだ!かわいいね」
【前回と違うネイルをしてきた時】
「ネイル変えた?とても似合ってるね」
【見たことのない洋服を着ていた時】
「その洋服、初めて見た!いい感じだね」
外見や容姿の美醜(びしゅう)を大げさに褒める必要はありません。
「僕はあなたのことを気にかけていて、ちょっとした変化にも気づいてますよ」というメッセージが伝わるように、女性の変化を肯定的に知らせてあげればそれでオッケー。
おしゃれについてだけでなく、女性の表情、様子、雰囲気の変化について伝えるのも、女性にとってはとても嬉しいことです。
女性の表情、様子、雰囲気のちょとした変化を伝える
- 「いつもより笑顔だけど、何かいいことあった?」
- 「少し鼻声だけど、風邪ひいてる?大丈夫?」
- 「いつもより口数が少ないけど、疲れてる?何か嫌なことでもあった?」
4.「自分の弱さ」を素直に出すほうが会話が弾む
もしこんな自分が女性にバレてしまったら、引かれるだろうな。。。
「口下手である」「人見知りで緊張してしまう」「恋愛経験が少ない」といった自分の弱さを女性に悟られたら嫌われてしまうと思い込んでいる男性は多いです。
「つまらない男だと思われないようにしないと」と、女性の目を過剰に気にして、自分をよく見せようとカッコつけたり。
自分をよく見せようとすればするほど、「僕は口下手だし、話をしていてもつまらないにちがいない」という劣等感でいっぱいになって、黙りこんでしまったり。
自分の弱さを隠して、うわべだけ取り繕おうとすると、相手には、ちぐはぐで、おかしな印象を与え、逆に会話しづらくなってしまいます。
女性は、他の誰にも言えないことを「私だけにさらけ出してくれた」ということに、喜びを感じます。
また、自分の弱さを正直に見せてくれる男性であれば、女性側の弱さも、ありのまま受け止めて肯定してくれるだろうという安心感を抱きます。
お互いの弱さを共有することで、心の距離がぐっと縮まり、肩肘張らずに、リラックスして会話できるようになるのです。
これは、女性との会話だけでなく、すべての人間関係においても共通していえることです。
「じつはわたしはビクビクしているんだ。でもそれはきみたちが黒人だからではない。わたしがビクビクしているのは、ここには誰も知り合いがいないし、きみたちに受け入れてもらいたかったからなんだ。」
自分の弱さを打ち明けたことで、生徒の様子ががらりと変わった。彼らはわたしについて次々に質問を始め、自分のことを語り、NVCへの興味を表現しはじめたのだ。
あなたも、会話中に感じている「緊張している」「口下手だから不安」という思い。
会話が深まってきたら「仕事の成果が出ない」「親の病気が心配」「恋愛経験が少ない」といった弱さも、思い切って伝えていきましょう。
5.女性との会話の最大の武器は「共感力」
女性は、男性とはもちろん、すべての人間関係において、会話をとても大切にしています。
一般的に女性の多くは、小さい頃から身近な人との「関係」を大切にし、「協調」することが「女らしさ」であると育てられます。
そのため、女性は、異性であれ、同性であれ、誰に対しても、手助けすることが当たり前だと考えます。
女性にとって、会話を通して、励ましあったり、なぐさめあったりすることは、日常的な行動。
そして、何よりもお互いの気持ちをわかりあう「共感」が大事なのです。
論理性や正しさを重視する男性にとって、このような感覚的なことはイメージしづらいですよね。
ここからは、「共感力」について、もう少し詳しく説明していくわ!
「共感力」とは、相手の喜怒哀楽を、ありありと感じ、共有できる力のことです。
あたかも相手と同じように、感じることができる、相手の心を想像し、思い描くことができる力が「共感力」なのです。
つまり、「共感」とは、相手の気持ちをありのまま受け止めて、理解することです。
- 「ぜんぜん連絡くれなくてさみしい」
- 「今日、あなたに会えて本当にうれしい!」
- 「私が気にしていることを、わざわざ指摘してムカつく!」
などなど。
このような、相手のさみしい、うれしい、心地よい、激怒、混乱、不安、悲しいといった様々な感情を、ありありと感じ取ることを「共感」といいます。
女性は、共感的な会話があってはじめて、男性に何らかの関心や、好意を抱くようになります。
女性は、男性から思いやりを持って接してもらい、大切に扱われたいと願っています。
そして、日々の会話を通して、男性から理解され、なぐさめられ、自分の行動は正しいと認めてもらうことで、「この男性のことが好きだ」と実感します。
そうやって心が満たされたと感じられた時に、女性は「彼のことを愛そう」と思うのです。
逆の言い方をすると、
楽しい、嬉しい、さみしい、落ち込んでいるなど、女性の気持ちに共感してくれる会話が無ければ、男性に対して好意を持たない
ということです。
女性に好かれたい!彼女になってほしい!と願うのであれば、女性の感情に寄り添う共感する会話ができるようになりましょう。
例えば、女性の感情に共感して応答すると、次のようになります。
女性の感情に寄り添う共感する会話の事例
女性:「久しぶりに、ワイワイ、大人数で飲んだから、とっても楽しい!」
男性:「みんなで飲むと、楽しいよね!」(楽しいという感情に応答)
女性:「あの店員さんの態度、ものすごく失礼だよね。なんか、気分が落ち込んできちゃった…」
男性:「失礼な接客をされると、がっかりして、気分が落ち込むよね」(気分が落ち込むという感情に応答)
女性:「今日はこれでバイバイだね。なんかな…(沈黙)」
男性:「そうだね。一緒にいて楽しかったから、これで終わりと思うと、さみしいよね」(沈黙の中にある、声にならないさみしいという感情に応答)
6.会話の「オチ」より「プロセス」重視の女心
でも、多くの男性が、この「プロセス」そのものを楽しむことができず、女性をシラけさせてしまうの。
女性と会話してる、瞬間、瞬間、今、その時って感じなのかなー。
ちょっと難しいけど、あや先生のレクチャーを聞いて、しっかり落とし込むぞ!
一般に、男性は「競争」に勝ち、「自らの力」だけで「目的を達成」することが「男らしさ」であると育てられます。
よくありがちなのが、男性は、合コンや女性との食事する前に、「気に入った女性とLINE交換するぞ」「次のデートの約束をとりつけるぞ」と目標を立てます。
そして、その目標を達成するために、
- 「まず、店に入った瞬間に気に入った女性の前の席に座る」
- 「その後、みんなで写真を撮る」
- 「そして、写真を送ることを理由にLINEを教えてもらおう」
と、計算してのぞみます。
当日、男性の頭は、目標を達成することでいっぱいいっぱいで、女性との会話のキャッチボールを楽しむ余裕はありません。
このような男性にとって、
”今、この瞬間”の、目の前にいる女性との会話は、LINE交換するための踏み台
になり下がってしまっているのです。
「優しい言葉をかけてくれて嬉しい!」「お互いの違いが知れて驚き!」といった会話のプロセスそのものを楽しんでいる女性から見ると、
このような男性は、不自然で、違和感がある存在に映ります。
また、「本当に楽しいの?私と会話しても楽しくないなら、これ以上話す必要ないんじゃない?」と落胆させ、二人の間に見えない壁を作ってしまいます。
手つなぎや、キスや、セックスといった目標達成は、二次的なものにすぎない。そこに至るプロセスで交わされる、何気ないやりとりの細部こそが、恋愛の真の味わいどころである。
終わりの形がどうなるのか分からない、いまここでの時間を、女性と一緒につむぎ上げ、共有していくこと、男が学ぶべきはこれである。
「オチ」ではなく、”今、この瞬間”の「プロセス」を楽しんでいる事例
女性:「あー!このだし巻きたまご、美味しそう!」
男性:「本当だ!美味しそうだね!やっぱりだし巻きには、大根おろしと醤油だよねー。ところで、目玉焼きには何かける?」
女性:「えっ?目玉焼きは、普通に塩コショウでしょ!」
男性:「塩コショウ派なんだ!僕はソース派だよ!」
女性:「えっ?それって美味しいの?そういえば、沖縄って、天ぷらにめんつゆじゃなくてソースかけるんだよ!」
男性:「天ぷらにソースって、本当に?それって美味しいの?」
女性:「うん!こないだ沖縄旅行に行って食べたんだけど、意外と美味しかったよ!」
男性:「へー!美味しいんだ。沖縄旅行いいなー。楽しかった?僕、海好きだから行ってみたいな!」
女性:「沖縄、めっちゃよかったよ!海の色がバスクリンみたいで最高だった!」
男性:「バスクリンって、面白いこと言うね!あはは!」
女性:「いや、マジで、バスクリン色なんだよ!江ノ島とか、青じゃなくて茶色っぽいじゃん!」
男性:「確かに!全然青くないよね。でも、海好きだから、汚くても久しぶりに江ノ島に行ってみたいなー。やっぱり沖縄には負けるかなー。」
女性:「江ノ島もなんだかんだで、海気分味わえるよね。それか、沖縄気分味わうために、新橋にある沖縄居酒屋に行かない?ソースつける天ぷらもあるし、泡盛もおいしいよ!」
男性:「それいいね!僕、地酒好きなんだ!泡盛飲んでみたいから行こう!東京にいて沖縄気分なんて楽しみだなー。」
これこそ、会話の「オチ」より「プロセス」を大事にするの醍醐味よ!
7.批評、知識の披露はNG「感じたこと」「考え」を伝える
で、す、が、会話はインタラクティブ(双方向)のやりとりなので、男性もしっかり話をする必要があるわ!
女性は、男性に「私だけを特別に気にかけて、わかってほしい」と望んでいることは、何度もお伝えしてきました。
逆に、女性は、男性に、
- 「彼が何が好きで、何が嫌いか」
- 「彼が今、何を感じているのか」
- 「彼がどのような気持ちで日々仕事をしているのか」
- 「彼がこれまでどのような経験をしてきたのか」
などなど。
女性は、男性の、考え方・価値観や、感じ方・気持ち、行動の仕方などを、より知りたいと思っています。
もちろん、初対面や出会って日が浅い場合は、好きな食べ物、趣味、共通の好きなことについて、楽しく情報交換できればいいなという程度の表面的な次元の会話になります。
しかし、何度か接点を重ね、少しずつ男性に好意を感じるようになると、男性の考え方、価値観、将来の希望などを知りたい!そして、
- 「この男性とずっと一緒に暮らして楽しいと思えるかな」
- 「この男性は私のことをずっと大切にしてくれそうかな」
- 「この男性と一緒にいて、心が満たされるかな」
- 「この男性と力を合わせて支えあっていけるかな」
ということを、確認したい!と思うようになります。
その時に、男性が、持っている知識をベースに批評したり、うんちくを話しているだけだと、女性は話に飽きてきて、結局、離れてしまいます。
例えば、複数の男女で、お花見に行き、気が合った女性と会話することになった際に、知識をベースにした会話をしたとします。
知識をベースにした女性をシラけさせる会話
女性:「桜って、本当にキレイだね!見てるだけでしあわせになるよねー」
男性:「東京の開花宣言の基準となる標本木がある場所って知ってる?」
女性:「えっ?知らない…」
男性:「靖国神社だよ。お花見スポットっていろいろあるけど、ここより千鳥ヶ淵の方が圧倒的に人気ランキングが高いよね」
女性:「……」
政治、ビジネス、雑学談義、オタクトークといった会話を女性が好まないのは、男性と興味関心を共有している話題でない限り、その世界に入っていけないからです。
一般的に、女性は、相手と共有、共感できる会話でなければ、自分の存在理由を見つけられません。
そのため、「私がここにいる意味なくない?」「私でなくても、他の誰かに聞いてもらえば?」としらけてしまうのです。
男性がコミュニケーション力と言うときに、そこには勘違いが横たわっているのではないか?と思うことがある。
その類のビジネス書などを読むと、「相手にさすがと言わせる説得術」や「自分のペースに巻き込む会話術」など、相手を自分の陣地に誘い込む作戦ばかり。
そう、交流ではなく、支配、被支配、いわゆる勝ち負けのツールとしてコミュニケーションを捉えているフシがあり、ノウハウとして流通するのは、ごますり、戦術としてのおもねり、お世辞などの、小手先の技術になってしまう。
考え方、感じ方を率直に伝えた会話
女性:「桜って、本当にキレイだね!見てるだけでしあわせになるよねー」
男性:「本当にキレイだね!小さい頃、毎年、じいちゃんに花見に連れて行ってくれたことを思い出すなー」
女性:「おじいちゃんに連れて行ってもらたんだ!」
男性:「そうそう!4月は両親の仕事が忙しくて、かまってもらえなくってさー。いつもじいちゃんが桜が咲いてる川沿いを散歩に連れて行ってくれて。色つきの綿あめを買ってくれたんだよなー。懐かしい…」
女性:「そっかー。桜とおじいちゃんは、寂しい気持ちを元気にしてくれる大切なものだったんだね!」
まとめ
「会話のテクニック」が無くても、「女性の心の動き」つまり「女心」に寄り添って会話すれば、口下手でも、人見知りでも、恋愛経験がゼロでも、女性と楽しく会話することができます。
今回紹介した7つのコツを知れば、自然と女心に寄り添った会話ができ、自然と会話が弾み、女性に好意を持たれます。
試しに、女友達や職場の女性に実践して、練習してみてください。
手応えがつかめたら、好きな女性に実践して、ぜひ、彼女の心を釘づけにしてくださいね。
永峰あや