出産後、妻が冷たく感じたら良き夫から良き父親へ変身するチャンス。

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あや
どうも、ラブアカデミア学長/恋愛相談師の永峰あや(@delightcolour)です。

あなたは、

  • 産後、妻が自分を大事に扱ってくれなくなって寂しさを感じる
  • 妻と以前のようなラブラブな関係に戻りたい 

などと悩んでいませんか?

以前は自分に優しい言葉をかけて愛情を注いでくれた妻が、産後、全く自分に興味を示してくれていない・・・

こんな状況に悩む男性、とても多いんです。 

妊娠、出産、子育て・・・ 

これらは女性の心身にどのような変化をもたらすものなのでしょうか。

妻の変化に理解を示し、夫である男性自身が意識を変え、そして・・・

ある行動を起こすことで、夫婦関係って劇的に良い方向に変化するんですよ!

それでは最後までお付き合いください。

奥手丸男
こ、こんにちわ。奥手丸男です。

本日はクリスさん、31歳男性からの相談です。

あや先生、よろしくお願いします。

あや
はい、よろしくお願いします。
クリスさん
ご相談させていただければ幸いと考えております。

日本語がおかしくなったら、あらかじめ謝りたいです。

まずは状況について説明したいと考えています。

2013年に妻と知り合って、2015年に結婚の目的で日本に移住して就職しました。

その後、2015年末に結婚して、2016年末に娘が生まれました。

それまでは遠距離関係でした。

2017年はじめに妻が住んでいる街の近くに転職しました。

その年の中頃に、妻と一緒にアパートに引っ越しました。

次は相談させていただきたいことについてです。

子どもが生まれてから、妻がどんどん冷たくなっている気がしています。

まずはスキンシップ(手をつなぐこと)ができなくなりました。

優しい言葉もあまりありませんし、会話もあまりできなくなりました。

もちろん仕事で忙しいこともありますが、妻(育児休暇中です)は大体子どもを寝かす後で寝ます。

週末は大体いつも一緒にどこかに出掛けていますので、2人で話す機会もあまりないです。

話したいと言ったらできますが、大事なことであっても、ゆっくり話せる雰囲気ではないです。

出会ってから、妻は自分から「好き」と言ったことはないのですが、僕が言うときは言いました。

最後に言ったときに「ふふふ」などしか返事がなかったです。

あまり言わないようにしたら、「突然どうしたの?」とかで反応してきます。

この間は「僕のことどう思う?」と聞いたときに話題を変えたりもしました(もう2回目です)。

正直に言えば、僕たちの関係は一体何?と聞きたいのですが、真っ直ぐ聞きすぎて、傷付けてしまうかと考えてしまいます。

どうでしょうか?アドバイスなど、何でもいただけると大変助かります。

1.産後、妻が冷たくて寂しい。これってみんな同じ?

あや
クリスさん、外国の方のようですね。
奥手丸男
そうですね。すごく一生懸命整理されて、丁寧な性格が伝わってきますね。
あや
そうですね。

奥さんと2013年、4年ぐらい前に知り合って・・・きっと日本人の女性ですよね。

奥手丸男
そうですね。

で、その後日本に来て、2015年末に結婚して、翌年お子さんが生まれ、という感じのようですね。

ここまでの経緯を伺うと、すごく順調に愛を育まれている感じに思えるんですけど。

子どもが生まれてからですかね。

ちょっと寂しくなってしまったようですね。

あや
もともと妻から好きと言ってくれたことはないけど、クリスさんが好きと言うと、奥さんも好きと言ってくれた。

でも最近は、ゆっくり話す機会もないし、僕たちって何なんだろうと寂しさを感じている、ということのようですね。

もしも奥手さんがクリスさんのような立場だったら、どうですか?

同じような気持ちになりますか?

奥手丸男
僕はまだ結婚もしていないし子供もいないので、推測になってしまいますが、今奥様は、「妻」という役目と「母」という役目のうち、「母」のほうを頑張ってるんだろうなと思います。

でもクリスさんの寂しさは・・・うーん、何となく分かりますね。

あや
そうですね。

クリスさんのように、女性の妊娠、出産、子育てによる変化に対して悩む男性からの相談、わりと多いんです。

「子どもが生まれてから僕のご飯を作ってくれなくなって、妻に怒ったら家庭の空気が悪い」

とか、

「子どもができてからセックスレスになって、無理やりしたら本当に離婚みたいなことになっちゃってどうしよう」

などという相談も来たりしますね。

まさに男性にとっては寂しさをどう乗り越えたらいいか、という問題ですよね。

奥手丸男
ですです。

備えあれば憂なし、僕も将来に備えたいですです!

あと、結婚や家庭を持つことに希望を抱いている奥手さんにはショックな情報かもしれませんが・・・

あや
ウェルビーングに関する研究でも、結婚満足度は、結婚時にピークとなり、第1子の出産後には顕著な低下が見られる、という結果が出ています。
  • 小さな子どもを持つ夫婦の満足度は、子どものいない同年代の夫婦より低い。
  • 結婚満足度は、結婚時にピークとなり、第1子の出産後には顕著な低下が見られる。
  • その後、子どもの思春期を通して、ウェルビーングは低下し続ける。
  • 子どもが独立した後、再び結婚満足度の向上が見られる。

(Twenge, Campbell, & Foster, 2003)

奥手丸男
ひええ!!!

あや先生、どう乗り越えたらいいんですか?

2.妊娠、出産、育児・・・夫が知るべき2つのこととは!?

あや
育児期の妻との関係性に寂しさ感じている男性に伝えたいこと・・・

まず、

  • 妊娠、出産による女性のホルモンバランスの変化
  • 子育ての大変さ

についてしっかり理解していただきたいと思います。

奥手丸男
な、なるほど。具体的に教えてください!
あや
女性って妊娠、出産により女性ホルモンのバランスが急激に変化するんです。

それにより、子どもを守る本能が働いて、夜間の頻繁な授乳に耐えられる体になったりするんですよ。

一方で、性欲がまるでなくなったり、夫に触れられたりするのすら嫌になる時期もあるんです。

こうしたホルモンの急激な変化で “産後うつ”の状態になる方も多くいて、ひどい場合は自殺なんていうケースもあるんです。

奥手丸男
あわわわわ。

ホルモンが影響しての不調だと努力でどうこうできないですもんね。

あや
そうなんです。

育児中の女性に対して、

  • 「赤ん坊なんて泣いても置いておけばそのうち泣き止むだろう」
  • 「主婦は夫のカネで飯食って、社会に揉まれることなく家にいて羨ましい」
  • 「子どもが寝てる時間にご飯作れるじゃん」

もしこんなこと言ってるヤツがいたら無知のクソ野郎なんですよ!!

奥手丸男
あわわわわ。あやしぇんしぇえー。落ち着いてください(汗)
あや
あら、ごめんなさい。ちょっとお口が過ぎました(笑) 

でもね、育児というのは、

  • 子どものうんちとおしっこの処理・授乳・寝かしつけ・入浴の繰り返し・・・
  • しゃべる相手もいない、
  • 自分のご飯を食べる時間もない、
  • 子どもが寝てる間に、なるべく音を立てないように家事をする、

それを毎日休み無く孤独にやるんです。

どう思いますか?

奥手丸男
なんかそれ聞くと母親ってすごいな、大変だなと実感しました。

そうなると、夫にまでかまってる時間ないですよね・・・

男性が浮気に走る、というのはそのせいなんですかね。

3.産後のセックスレス、そのとき夫はどう対処する!?

あや
妻が子育て中で、セックスレスからの夫の浮気はよくありますね。

セックスレスって男性にとっても確かに辛いとこだとは思うんです。

ただ、女性はホルモンバランスが影響して夫との触れ合いを拒んでしまったり、育児って心身ともに大変なので、セックスどころじゃなくなり、関心すら向かない時期が出てきてしまうんです。

奥手丸男
そうなんですね。

クリスさんの場合、手をつなぐこともなくなったとありますよね。

多分初めてのお子さんだと思うので、奥さんは心身ともに余裕がないでしょうね。

あや
そうなんですよ。

泣きわめく子どもをやっと寝かしつけたところに、夫に「愛してるよ」と言われても、夫にキスをする余裕どころか、目を合わせて「ありがとう」という余裕すらないんです。

奥手丸男
そうなると、夫としては育児が大変な時期を過ぎるまで待つ、ということしかできないですかね。
あや
No! No! No!! (あや先生吠える)
奥手丸男
・・・

せ、せんせい・・・僕なんか悪いこと言いました?

あや
奥手さん!夫って、育児の傍観者なんですか!?
奥手丸男
ち、ちがうんです・・・。

そんなつもりはないんですけど、夫としてあげられることって、妻にあれこれ求めるのではなく「待つ」、ということなのかなと。

あや
もちろん妻のホルモンバランスが回復して、心身が良い状態になることを待つということは非常に大事ですよ。

ただ、育児については夫も当事者なんです!

おっぱいをあげる以外は男もできるんですよ。

大事なのは、

  • 「頑張ってくれてありがとう」
  • 「感謝しているよ」

といった労いの言葉をかけ、育児を率先してやることなんです! 

奥手丸男
なるほど!

育児に積極的になることで、父親としての自覚も芽生えて、そこからまた夫婦の愛が深まる、ということですね?

あや
そのとおりです。

私の夫は、母乳育児だったので、おっぱいをあげる以外は全てやってくれました。

仕事から帰宅したら、娘をお風呂に入れる。

産後、腰痛がひどかったので、しゃがまなければいけない入浴を夫がやってくれて、とても助かりました。

スリングで娘を抱いて寝かしつける。

授乳で3時間おきに起きなければいけなかったので、夫のおかげで先に眠ることができとても助かりました。

オムツを替える。

娘が泣いたら抱っこしてあやす。

土日に一週間分の食材を買いに行く。

食事の準備の手伝い、掃除、洗濯、、、

とてもよくやってくれたので、イライラや疲労がありつつも、夫への感謝と愛情でいっぱいでしたよ。

今でも、苦労を一緒に乗り越えた同士として仲良しですし、セックスもバッチリ楽しんでます( ´ ▽ ` )

奥手丸男
まるで戦友ですね!

今でも仲良し、よっ、夜の営み(照れ)もあるって、素晴らしいです。

あや
私の女友達も、子育て・育児に協力的な夫を持つ人は夫婦関係がラブラブです。

一方、非協力的な夫を持つ人は、その恨みや怒りを抱えて関係がガタガタですね。

とはいえ、日本の社会はまだまだ長時間労働が改善されていない風潮があるので、男性の育児参加が限定的になってしまう面は確かにあるんです。

でも、おむつを換える、お風呂に入れる、ご飯を作る、その1つでもやってくれたら、妻は肩の荷を一瞬でも降ろせます。

妻の側も「仕事で忙しいのによくやってくれてありがたい」と夫への感謝・愛情も湧きます。

奥手丸男
少しでも楽にしてあげるということが本当に大事なんですね。

となると、多分クリスさんは、夫としては良き夫なのかもしれないですけど、

今頑張って父親に変わるときなのかもしれないですね。

4.必読!父親として変わりたい、成長したいならこの2冊を読め!

あや
これから父親になる方、父親になった方にぜひオススメの本があるのでご紹介しますね。 

1冊目は、産婦人科医の吉村正先生が書いた『「幸せなお産」が日本を変える』という本です。

『「幸せなお産」が日本を変える』吉村正(講談社+α新書)

あや
女性が母親になる、生命を産み出すということの重大性を知ることは、男性が父親になるにあたっても非常に重要なことだと思うのでぜひ読んで頂きたいです。
奥手丸男
出産を知る、ということですね!
あや
次に、精神科医の岡田尊司さんが書いた『父という病』という本です。

『父という病』岡田尊司(ポプラ新書)

あや
これは、いかに子どものパーソナリティ形成(考え方、感じ方、行動の仕方、対人関係の築き方のパターン)にとって、父親の存在が大事なのかということを教えてくれます。

母親の存在というのは愛着の形成に重要なんですけど、父親の存在というのは子どもが社会化していくために重要だ、

というのがその本に書かれているので、父親としての自覚を養うにはぜひオススメです。

奥手丸男
僕はまだ父親になる予定はないですが、読んで早めに備えたいです。

クリスさんもその本を読んで、父親としての自覚をしっかり持って、母親である奥様と一緒に子育てをしていく。

そして「ありがとう」の気持ちをたくさん奥様に伝える、ということですね。 

あや
そうです。

「ありがとう」は妻にとって「愛してる」でもあるんですよ。

そのときはあまり反応が返って来なくても、ちゃんと伝わるんです。

奥手丸男
僕も、父になる準備、頑張りますー!

しかし・・・その前に結婚しないとだなぁ・・・

いや、さらにその前に恋愛だ・・・あはは。

あや先生、今日はありがとうございました。

あや
はい。ありがとうございました。

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